土地のチカラ

新緑の季節ですね。


私はこの春の水々しい芽吹きの季節が大好きです。

私のふるさと新潟では、雪の下でじっと春を待っていた草木が 一気に芽吹くその姿は 長い冬を耐え忍んだ人々の気持ちも相まって、とてもキラキラしています。


今は雪とは縁遠い生活をしていますが、暖かい地方には暖かい地方の色があり、今はその土地ならではの特色を満喫しております。


そう、日本には その土地 その土地の豊かな気候風土があり、それに培われた文化があります。
でも最近は日本中、どこに行っても同じような景色の街並みが増えてしまいましたね。

それはひょっとしたら 土地の声に耳を傾けない ”モノづくりの姿勢” が原因かもしれません。

周辺の環境に目を向けて「土地のチカラ」を引き出してあげる、良い建築を作る基本だと思います。


図面とだけのにらめっこ。

どんなにデザイン性を強調しても それは上っ面に過ぎないような... 

コンセプト重視でデザイナーよがりの建物もよく目にします。

住み手や利用者の思いに寄り添って、土地の声に耳を傾けてあげる。

そんな丁寧なモノづくりがもっと増えたら 日本の街並みも もっと素敵になりそうですね♪


megumi-matsuda

一級建築士/インテリアコーディネーター,2児の母,季節のおいしい食べ物と家族と過ごす穏やかな時間が何よりの幸せです

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