建築家/宮脇檀 ①
みなさんは宮脇檀(まゆみ)さんという素晴らしい建築家をご存知ですか?
今から20年前に62才で他界され、今でもお元気であれば確実に日本建築界を牽引していた人物です。
今回はそんな宮脇さんともうお一方、私が勝手に女性版/宮脇檀さんと慕っておりますモダンリビング発行人の下田結花さんについて、お二人の著書を交えながら2回に分けてお話したいと思います。
オシャレでダンディでユーモアたっぷりの宮脇さん。私が建築の道に進んだ年に他界され、お会いする事はありませんでしたが、宮脇さんのお仲間から聞いた たくさんの逸話や言葉では表現しきれない空気感 は今でも私の宝物です。
私の思う宮脇さんの魅力、それはー
〈常に人の暮らしと向き合い、自身が暮らしを楽しみ、それを身近な人と共有したこと〉
まさにこれが集約されている一冊が 晩年に出版された『最後の昼餐』です。
ついつい建築家は難しい言葉や理論で話をしがちですが、宮脇さんの言葉は分かりやすい!
なぜなら、宮脇さん自身が “いち生活者” として「暮らし」を語っているから。
(宮脇さんは超多忙な有名建築家でありながら 男手ひとつで娘さんを育て上げ、料理も洗濯も掃除もする 今で言う“主夫”をしていたんですよ!)
晩年の穏かな暮らしぶりが 鮮やかな食事のイラストとともに綴られており、宮脇さんの人となりが伝わってくる ほっこりできる一冊です。
この本に出会って20年、今でも色褪せることのない魅力はまさに宮脇さんそのものです。
ぜひみなさんも 宮脇さんの ”暮らしぶり” 参考にしてみてはいかがでしょうか?
とっても素敵ですよ〜
画像出典
https://jp.toto.com/gallerma/hist/ja/biogra/miyawa.htm
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