I'm proud of ...
みなさんにとっての『誇り』は何ですか?
街にも 家にも 人生にも みんなそれぞれ背景となるストーリーがあります。良い時もあれば悪い時もある、そんなさまざまな出来事が積み重なって唯一無二の「個性」が生まれるのです。
しかし、日本の街並みは 戦後の経済発展とともにその個性が失われ、日本中どこへ行っても同じような景色が見られるようになりました。(新興住宅地ってみんな同じような風景ですよね?)
本来、その土地の気候 風土に合わせて作られてきた“ 建築文化” が 生産性や経済性の優先によって失われてしまったのです。そして悲しいかな、日本人にはその土地が育んできた文化を古臭く思い、新しいものが好き という気質があるように思います。日本の街並みが単調になってしまったのは、経済性の問題だけではなく「人の心」も大きく関係していそうですね。
ヨーロッパの街並みを素敵だと思う人は多いと思いますが、このヨーロッパの街並みこそ、そこに住んでいる人々が自分たちの歴史や文化に「誇り」を持ち、多少の不便さを感じてでも、残し伝えてきた賜(たまもの)なのです。それだけ自分たちの街に、そして建物に価値を見出しているのです。
みなさんは自分の家や街を愛していますか?
一人ひとりが自分の家を愛し、街を誇りに思っていったら...
日本の風景も今とは違うものになってきそうですね!
上の写真はフランスのアルシュという町の風景画ですが、私のふるさとによく似ています。
フランスというだけで とてもオシャレに感じますが、日本にもまだまだ素敵なところがたくさんあります。まもなくやってくるゴールデンウィーク、春の陽気に誘われて 身近な魅力の再発見をぜひしてみてはいかがですか?
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