暮らしを考える・きっかけ
〜November 2011〜
10年前の11月 。
私は当時3才だった息子を連れて1ヶ月のイタリア旅行に出かけました。
キャリアを積むことに必死だった20代を経て、30代になった私のもとにやってきた転機 ー夫の異動に伴う前職の退社です。神様が “少し休みなさい” と言っている気がしました。
身寄りを頼って出かけた旅。そこには観光とは違う、イタリアの息づいた生の暮らしがありました。街並み、暮らし、ファッションetc… 目に映る全てのモノが美しかった✨
でも1ヶ月暮らしてみて、ふと思いました。
なんだかこの感じ、田舎のおばあちゃんの暮らしに似ているな〜と。その土地のものを食べ、季節を愛でる丁寧な営みは、国など関係なく 温かくとても心地のよいものでした。そう、”暮らしの本質” は万国共通。ついつい日本人は外の世界を羨んだりしがちですが、「日本の暮らしは美しい」と気づかせてもらったイタリアの旅。
もちろん、外の世界から学ぶことも沢山あります。
でも日本も素晴らしい!私はその誇りを持って、その後10年間 専業主婦にまい進しました。そして、そこで出会った暮らしを愉しむ人々との時間もまた私の人生を豊かなものにしてくれました。暮らしは日々の積み重ねです。どう向き合うか、きっとそこが重要なポイントになってきそうですね!
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